・【語法・基本】関係詞の考え方(その2)
・【語法・基本】関係詞の考え方(その3)
5.関係詞のあとに動詞を探す
これも関係詞を考える上で重要なところです。
○関係詞の後ろには必ずその関係詞を受ける動詞が存在する
これは構文把握の上で非常に重要なキマリです。英文の意味内容に関わらず、関係詞があったら、まずその後ろに動詞を探す事が第一です。
そして、関係詞と動詞の間に名詞があるかどうかを見ます。
○関係詞と動詞の間に名詞が
1―1)ある場合
→その名詞は関係詞節の主語
1―2)関係詞がwhoseの場合
→whose+名詞でひとかたまりとみなし、更に名詞があるかどうかをみる
→あればソレが関係詞節の主語、なければ主語は"whose+名詞"
2)ない場合→関係詞+V
さらに、重要なことは、関係詞節中の動詞は、
1)関係詞の後ろの
2)関係詞に直近な
動詞です。
これはどういうことかというと、「名詞(1)+名詞(2)+動詞(1)+動詞(2)」という語順があるときを想定しましょう。
このカタチは、前に、
・【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その1)
・【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その2)
・【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その3)
のところで書いたとおり、最初の名詞(1)と名詞(2)の間に関係代名詞が省略されているカタチです。
このとき、名詞(1)を主語Sとして受ける動詞Vは動詞(2)であり、名詞(2)を主語として受ける動詞は動詞(1)である事をあるわけですが、この動詞(1)が、まさに
1)関係詞の後ろの
2)関係詞に直近な
動詞です。この場合の名詞(主語)と動詞の組み合わせとして、名詞(1)と動詞(1)、名詞(2)と動詞(2)なんていう組み合わせなども考えられそうですが、100%ありえません。
英語では、いわゆる「入れ子」的な主語と動詞の組み合わせを許さないのです。
とりあえず、関係詞の基本はココまで。

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