使用する記号 S:主語、V:動詞(文の要素として)、O:目的語、C:補語、名:名詞、動:動詞(品詞として)、形:形容詞、副:副詞、助:助動詞、冠:冠詞、to (do):不定詞、doing:現在分詞・動名詞、-ed:過去分詞、wh:関係詞節
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2008年01月10日

【英文読解】主語と動詞(その2)

前の記事【英文読解】主語と動詞(その1)の続き

【再掲】英文No.2(東大,昭和59年)
Our relation to the books we come across in our lives is a mysterious one.


人生で我々が出会う書物との関係は不思議な関係である。


前回の記事で、「名詞+名詞+動詞」のつながりから、"Our relation to the books we come"が一つのかたまりであることまでを説明しました。今回はその後をさらに見て行きます。

"come"の後の"across"を"come"とつなげて、"come across"と読みます。"across"は前置詞ですが、前置詞を考えるときの重要な視点は、【語法・基本】品詞(その2)で見たとおり、

○前置詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(副詞・形容詞)とする
・動詞の後に続いて一つのかたまり(動詞)とする


です。前回は「前置詞+名詞」について言及しましたが、今回は「動詞+前置詞」です。

"come across"で、「出会う」「遭遇する」という意味です。これを動詞のかたまりとします。ここまでの訳はどうなるかを考えましょう。

最初の主語のかたまりは"Our relation to the books"で「本と我々の関係」で、"we come across"は、「我々が出会う」です。そして、"we come across"が"Our relation to the books"を修飾すると考え、「我々が出会う本との関係」となります。

さらに後を見て行きます。「前置詞+名詞」の関係を考えれば、"in our lives"がかたまりになる事がわかると思います。

そこで、前回の記事を思い出してみましょう。"lives"は最初に、動詞候補としてあげたものです。これがいつの間にやら、名詞になってしまいました。

ここでは"lives"の前の"our"に注目です。"our"は代名詞の所有格ですが、所有格は名詞に修飾します。コレが大事。所有格の意味は所有を示すとか何とかも訳を考える上では無論大事ですが、冠詞と同じく、名詞があることを明示する記号であるという事を意識してください。

そこで名詞は何かを見てみるために、"our"の後を探します。

"lives is a mysterious one"

と続いていますが、"is"があるために、その後を見るまでもなく、"lives"以外には"our"の修飾する対象はないことになります。

○述語動詞を飛び越えて修飾する単語はない

というのもキマリにしておいて下さい。このように、英語の構文把握というのは、

○構文解釈の糸口(その4)
述語動詞の候補を探し、述語動詞である可能性を一つ一つ検証する


よって、"in our lives"をかたまりとします。そしてこのかたまりは、後ではなく、前にある"we come across"に修飾します。"lives"は名詞であるとすると、「生命」「人生」などになりますが、ここでは「人生」の方が適切です。

この場合、"we"の前に関係詞が省略されていますから、先行詞である"the books"を補って、

"we come across the books in our lives"

「人生の中で我々が出会う」という訳になります。

そして次は"is"です。これは前回の記事でも見た通り、確実に述語動詞なワケですが、主語はなんでしょうか。

直前の"lives"は前置詞"in"にくっついているので主語にはなりえません。【コラム】英文を「訳す」事と「理解する」事で書いたとおり、左側(前)にある"in"によって、"lives"は主語である可能性を絶たれているというように考えます。

では、"is"の主語は何か。他にある可能性は、前置詞+名詞を除いて考えれば"we"か"our relation"の二つになります。

しかし、"we"の主語になるためには、【語法・基本】準動詞は形容詞か名詞とみなすで書いたとおり、原則として"and"などの接続詞がないといけません。

よって原則でとりあえず考えれば、"we"ではなく、"our relartion"が主語ということになります。そして、"our relartion"はこの文の主語です。ということは、この"is"は、この文の述語動詞ということになります。

そして、最後に"a mysterious one"が残りました。"mysterious"は形容詞ですので、"one"が"a"によって示された名詞ということになります。"one"は何でしょうか。

○oneの考え方
1)とりあえずの訳は「もの」「人」
2)前で使われていた名詞の置き換え

どんな名詞の置き換えでしょうか。それを考えるために、文を単純化します。最初の主語のかたまりをシンプルに"our relation"として考えます。

Our relation is a mysterious one.

これをみれば、"one"は"relation"であるという事がわかると思います。

よって訳は、

「人生で我々が出会う書物との関係は不思議な関係である。」

となります。

この英文のポイント:主語と動詞の探し方

○構文解釈の糸口
1)まずは述語動詞から探す
 〜述語動詞の候補を探し、述語動詞である可能性を一つ一つ検証する
2)文章の最初の名詞のかたまりを確定する
 〜英文の最初の名詞のかたまりが、その文の主語
3)探した述語動詞の主語を探す
 〜基本的には最初に探した動詞の直前の名詞が主語
 〜文頭から順番に検証

○述語動詞に確実になるカタチ
1)"be""been"以外のbe動詞
2)助動詞+動詞の原形
3)過去形と原形・過去分詞形が異なる不規則変化の動詞の過去形
〜術語動詞になる可能性のあるモノも全てチェック

○主語になりうるモノ
1)名詞
2)代名詞の主格
3)to (do):不定詞
4)(do)ing
5)that節
6)how,wh-ではじまる節

○前置詞+名詞でかたまりとする
○名詞+前置詞+名詞というかたまり
○[名詞]←(前置詞+名詞)

○代名詞の主格に修飾する、あるいは代名詞の主格が修飾する単語はない

○名詞+名詞+動詞
 →名詞と名詞の間に関係代名詞の省略
・【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その1)
・【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その2)
・【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その3)

○"a relation to+名詞":名詞との関係

○前置詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(副詞・形容詞)とする
・動詞の後に続いて一つのかたまり(動詞)とする

○述語動詞を飛び越えて修飾する単語はない

○oneの考え方
1)とりあえずの訳は「もの」「人」
2)前で使われていた名詞の置き換え
 〜文を単純化して置き換えられた名詞を考える


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posted by ss at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 英文読解 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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