使用する記号 S:主語、V:動詞(文の要素として)、O:目的語、C:補語、名:名詞、動:動詞(品詞として)、形:形容詞、副:副詞、助:助動詞、冠:冠詞、to (do):不定詞、doing:現在分詞・動名詞、-ed:過去分詞、wh:関係詞節
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2007年12月03日

【語法・各論】"動詞ing+名詞"

「動詞ing+名詞」の考え方は、以下の二つ。
1.〜する名詞

あるいは

2.名詞を〜すること
これはhttp://eigonoyomikata.seesaa.net/article/70161523.html
でも書きました。1.は「動詞ing」が形容詞的に「名詞」を修飾していて、2.は「名詞」が「動詞ing」の目的語になっている形です。形容詞が何だとか目的語が何だという話は、また別にします。ここでは、「そのように訳す」ということだけをまずはチェックしておけばよいです。

例)
1. the exciting news((人を)興奮させるニュース)

2. I saw a big whale blowing water
(私は大きな鯨が潮を噴いているのを見た。)

更に加えてもう一つキマリがあります。それは冠詞や所有格がくっついている場合です。

まず、
「動詞ing+冠詞or所有格+名詞」
は、確実に上記の2になります。

例) I sat up reading a book.(本を読んで起きていた)

おさえとくと便利な文法事項の一つに、以下のモノがあります。

冠詞や所有格を飛び越えて修飾・被修飾の関係になる単語はallやbothなどを以外は無い

ということです。但し、allやboth、suchなどの例外はあります。このキマリに従って「動詞ing+冠詞or所有格+名詞」を見れば、「動詞ing」が「名詞」を「冠詞or所有格」を飛び越えて修飾する事はありえないことになります。

次に、「冠詞or所有格+動詞ing+名詞」は、その後も読まないといけませんが、ほぼ上記1の読み方になります。

例) the excited people (興奮した人々)

英文の文構造を捉える上で便利なキマリに次のモノがあります。

「冠詞と所有格を見たら名詞を探す」です。

冠詞にしろ、所有格にしろ、名詞の存在を示すサインだと思っておいて下さい。ソコに名詞っぽいものが無ければ、何かが「名詞化」している事になります。

まとめ
○「動詞ing+名詞」

1.〜する名詞(「冠詞or所有格+動詞ing+名詞」)

あるいは

2.名詞を〜すること(「動詞ing+冠詞or所有格+名詞」)

○冠詞や所有格を飛び越えて修飾・被修飾の関係になる単語はallやbothなどを以外は無い

○「冠詞と所有格を見たら名詞を探す」



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2007年12月17日

【語法・基本】品詞(その1)

1.基本の品詞は4種類

英語の文法書には、たくさんの品詞が書かれています。動詞とか名詞とか、形容詞とか、小学校の国文法の時間(今はあるかどうかもわかりませんA^^;)でみたことのある品詞なら、何となくわかった気になるかと思うのですが、冠詞とか、関係代名詞とか、日本語の文法の中にない品詞が出てくると、英語が苦手な人にとっては、もうヤル気も失せるところでしょう。

しかし、英語を「読み解く」ために必要なモノは実は4つのみなのです。

それは、

名詞・動詞・形容詞・副詞

です。それぞれ、どんなものかを説明しようかと思うのですが、文法書にあるような定義についてはおいといて、次のようにまずはおさえていってください。
名詞
・文の主語と目的語と補語になる
・他の名詞を修飾する
動詞
・文のV(動詞)になる
・-ingや過去分詞形になって形容詞や名詞の役割をする
形容詞
・名詞を修飾する
・文の補語になる
副詞
・名詞以外の全てのモノを修飾する


とりあえず以上です。何も、実体的なことが書かれていない、他の定義していない言葉を使った他力本願的な説明ですが、これでとりあえずは十分です。


2.この定義の重要性

実に中身のなさそうな定義ですが、結構使えるのです。

1で挙げたそれぞれの品詞の働きは、文を読み解く上での重要なヒントになるのです。

単語は、文脈によって異なる品詞になりえます。ある場合では名詞、ある場合では動詞なんて具合に。

そんな単語を読むとき、ある単語の品詞は何かという可能性を追いかける事が、英語を読み解くことに他ならない訳ですが、その際、100%でこれは名詞!とか、どんな文脈においてもこれは動詞!というように、必ずこれはこの品詞だというモノがあれば、そこをきっかけに文を読み解いていくことが出来るのです。

その際に、ヒントとなるところが、まさにこの基本品詞です。

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【勉強法】文法用語について

英語が出来る人は、「何となく」「感覚で」読めるモノなので、理屈抜きにそのように読めばいいと思います。このブログも何の参考にもならないだろうと思います。

しかし、「何となく」「感覚で」読むことの出来ない人にとってはどうでしょう。「何となく」や「感覚で」なんて、ソレこそ定義しようのない言葉で説明されてもなぁ〜んにもわかりません。わからないから苦労してきたとも言えます。

そこで、出来ない人にとっては「理屈で」読む必要があるわけで、その理屈の最たるものが文法書なワケです。

ところが、その文法書がこれまたわかりにくい。

例えば、関係代名詞のところで、「限定用法」と「非限定用法」なんていうのがあります。なにやらこういうときはこうだとかああだとか、更に小難しい言葉で説明がこれでもかというほど書いてあります。

この時点でもうダメ!という人もいるでしょう。

極論すると、文法用語なんて覚える必要はありません。むしろ、忘れてよいものだとも思います。なぜなら、実際に英文を読んでいて、関係代名詞が限定用法なのか、非限定用法なのかなんて、日本語では書いてないからです。

ただし、全く文法用語がないと説明の際に逆にわかりにくくなってしまいます。ですから、このブログでは、読者への説明のために必要な最低限度の文法用語を用います。

その際、旧来の文法書で用いられている言葉も当然使いますが、私が勝手に作った言葉も使います。

更に極論すると文法用語も全部自分にとって判り易い名前に変えちゃってOKです。人に教えることを想定するとダメですが、自分にとってわかればそれでよいのです。

自分だけの自分だけにわかる、そして読み誤らないために必要な文法用語を作ってみるなんていうのも、面白いかも知れません。

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2007年12月18日

【語法・基本】品詞(その2)

3.その他の品詞は置き換えるか、くっつける

前回・【語法】品詞(その1)で、品詞は基本的に名詞・動詞・形容詞・副詞の4つだと書きました。

でも、実際には冠詞とか前置詞とか代名詞といった他の品詞もあったりするわけです。そういうのをどう考えるかについて書いていきます。

結論から言うと、そのほかの品詞については、
1)基本の4つの品詞に「置き換える」
2)基本の4つの品詞に「くっつけて」一つのかたまりと考える
という姿勢で見るということです。

例えば、

○代名詞
・主格と目的格→名詞
・所有格→形容詞

○冠詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(名詞)とする

○前置詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(副詞・形容詞)とする
・動詞の後に続いて一つのかたまり(動詞)とする

○助動詞
・動詞とくっつけて一つのかたまりとする

という感じです。

また、基本の4つの品詞であっても同じです。例えば

○副詞+動詞
○動詞+副詞
○副詞+形容詞
○形容詞+副詞
○形容詞+名詞
○名詞+形容詞

なんて感じです。

大事な事は、一つ一つの単語を追いかけるのではなく、単語のかたまりを見ようとする姿勢です。

そしてそのかたまりが、名詞なのか動詞なのか形容詞なのか副詞なのかを考える事が大事です。




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2007年12月19日

【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その1)

1.まずはかたまりにわける。

以下の文を考えてみてください。
This is the house he used to live in.
訳は
「これが彼がかつて住んでいた家である。」
です。先日の記事「3.その他の品詞は置き換えるか、くっつける
の通り、この文の中の単語をかたまりとして考えてみましょう。

Thisは主語S、isは動詞Vで、この一単語で一つのかたまりです。

で、"the"は冠詞です。冠詞は
○冠詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(名詞)とする
でした。なので、"the house"が一つのかたまりになります。

そして、そのあとの"he"に注目です。これは代名詞の主格ですよね。中学校のときに無理矢理覚えたはずです。主格とは、主語になるカタチです。

で、代名詞の主格については、こう極論しておきます。
○代名詞の主格を修飾する単語はない
こまごま見ていくとそうでもないかもしれませんが、第一感でそう考えることは大事です。これはどういうことかというと、
○代名詞の主格はそれだけで一かたまりである
ということです。"You and I"のような例外はありますがA^^;

このように考えられる根拠?は、代名詞は何かの代わりに簡略化のために用いるものであるということです。

そして、ここで英文を考える上で大事なキマリを挙げておきます。
○文章の中で、一番大事なのは主語Sと動詞Vであり、滅多なことでは省略しないし、したくない!!
です。

つまり、文の簡略化のために主格の代名詞を使っているのは、主語は省略できないから、あるいは主語がないと文構造がわからなくなるからだということです。「やむを得ず」使わざるを得ないということです。

次を見ます。

used to (do)で「〜するのが常だった」「〜する習慣だった」「以前〜だった」というように、過去の習慣・状況について、現在とは違うことを強調して使う助動詞のようなもので、used to (do)で、一つの動詞のかたまりとしてとらえてください。

そして、"live in"も
○前置詞
・名詞とくっつけて一つのかたまり(副詞・形容詞)とする
・動詞の後に続いて一つのかたまり(動詞)とする
から、かたまりととらえます。

(続く)


自分なりの文法理論を構築することの大切さを強調する先生です。非常に判り易く勘所を掴んでくれます。

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【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その2)

2.かたまりをつなげる(その1)

前回挙げた文章は、以下でした。
This is the house he used to live in.
で、次のようにかたまりに分かれると書きました。

"This"と"is"と"the house"と"he"と"used to live in"です。

で、これを【語法・基本】品詞(その1)http://eigonoyomikata.seesaa.net/article/73309956.htmlで挙げた基本4品詞で考えてみると、

名詞+動詞+名詞+名詞+動詞

となります。

これを文の要素として考えると、最初の名詞は主語Sですので、"This"は主語Sです。次の"is"は動詞V、ソコまではOKだということにしておきます。また、後ほどこの辺は書きます。

で、問題はその後です。今の乱暴な解説でこういうことになりました。

「S+V+名詞+名詞+動詞」=「Sは【名詞+名詞+動詞】である」


で、問題は「名詞+名詞+動詞」です。この語順、非常に重要です。この語順があったときには確実に名詞と名詞の間に関係詞が省略されているカタチです。

「名詞+動詞」が、前の名詞を修飾しているのです。

英文の構文を読み解く際には非常に重要なポイントです。

○名詞+名詞+動詞
→名詞と名詞の間に関係詞が省略されている


(続く)
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2007年12月20日

【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その3)

【語法・各論】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり
○その1
○その2


3.かたまりをつなげる(その2)

前回で以下のように書きました。
○名詞+名詞+動詞
→名詞と名詞の間に関係詞が省略されている
これは「名詞+動詞」が、前の名詞を修飾しているのですが、ではどうやって訳すのか。

ここで主語・動詞・目的語・補語の話になる訳ですが、それはこの次のテーマにしたいと思います。

「名詞+名詞+動詞」を「名詞@+名詞A+動詞」とすると、訳し方としては、
○名詞@+名詞A+動詞の訳し方
【名詞A】が【動詞】する【名詞@】……*
となります。ここで、名詞@は"the house"つまり「その家」、名詞Aは"he"つまり「彼」、動詞は"used to live in"つまり「かつて(その中に)住んでいた」です。

これをの様につなぎ合わせると、

「彼がかつて住んでいた家」

となります。

よって、

This is the house he used to live in.

の訳は、

「これは、彼がかつて住んでいた家である」

となります。

上記ののカタチはよく出てくるカタチです。機械的に、のように訳すことが出来るようにすると良いと思います。

この名詞+名詞+動詞のカタチは、英文の構文理解において相当に重要です。これが確実に出来るようになるだけで、かなりラクになると思います。

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2007年12月21日

【記事目次】英文読解

英文No.1
【英文読解】金星での稲妻の証拠(その1)
【英文読解】金星での稲妻の証拠(その2)
【英文読解】金星での稲妻の証拠(その3)
Given that lightning on Earth isn't shy about attracting attention, it might come as a surprise that the phenomenon has been hard to detect on Venus, especially because spacecraft have visited our sister planet more than 30 times.


地球での稲妻は注目をひくことを憚られないことを考えれば、その現象は金星でみつけるのが難しいということは、驚くべきものとなるかもしれない




英文No.2(東大,昭和59年)
【英文読解】主語と動詞(その1)
【英文読解】主語と動詞(その2)
Our relation to the books we come across in our lives is a mysterious one.


人生で我々が出会う書物との関係は不思議な関係である。




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【記事目次】勉強法・コラム

勉強法
【勉強法】文法用語について
【勉強法】一つの文章を一万回読む(イメージで)

コラム
【コラム】英文を「訳す」事と「理解する」事


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【記事目次】語法・各論

英文という「パズル」を解くための小技を紹介します。

【語法・各論】andとor(その1)
1.andとorの基本
2.列挙の仕方
3.A and(or) B C and(or) Dの考え方
【語法・各論】andとor(その2)
4.修飾語句+A and/or B+修飾語句節
1)"A and/or B"と"the/a A and/or the/a B"
2)後からの修飾語句節
3)前からの修飾語句
5.","と"and/or"の組み合わせ

【語法・各論】文頭のit
○itが主語の時の可能性
1)代名詞→前の文の主語が第一感
2)仮主語→後に(for 〜)to (do)、あるいはthat+S+Vを探す
3)"it is not that S V"→「that〜という事ではなく、」
4)"it is 〜 that 〜"の強調構文
5)非人称用法〜天候・時間・距離・明暗・事態など
〜文の後に"to (do)""that+S+V"を探す事からはじめる

【語法】"動詞ing+名詞"
1.〜する名詞(「冠詞or所有格+動詞ing+名詞」)
あるいは
2.名詞を〜すること(「動詞ing+冠詞or所有格+名詞」)


【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その1)
【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その2)
【語法】名詞+名詞+動詞の語順で一かたまり(その3)
単語単位で考えず、「かたまり」で考える

【語法・各論】名詞+"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞
<"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞>が<名詞>を修飾する


前置詞
【語法・各論】前置詞"of"
1."of"=名詞をくっつける機能
2."A of B"の訳し方
3."of+名詞"=形容詞



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【記事目次】語法・基本

英文という「パズル」を解くための前提条件となるモノです。

【語法】品詞(その1)
1.基本の品詞は4種類
2.この定義の重要性
【語法】品詞(その2)
3.その他の品詞は置き換えるか、くっつける

【語法・基本】SVOCの考え方(その1)
1.主語とは何か
【語法・基本】SVOCの考え方(その2)
2.主語の重要性
3.主語の訳し方
【語法・基本】SVOCの考え方(その3)
4.「動詞」と「述語動詞」
5.動詞の重要性
【語法・基本】SVOCの考え方(その4)
6.「動詞」が後のカタチを決定する

【語法・基本】準動詞は形容詞か名詞とみなす
1.準動詞は名詞・形容詞・副詞
2.なんでわざわざ「準」動詞?

【語法・基本】冠詞(その1)
1.冠詞は名詞のマーカー
冠詞は名詞のかたまりを明示する記号である

【語法・基本】冠詞(その2)
2.冠詞は名詞を具体的にする
無冠詞で使われている場合→音・言葉・こと・名前・抽象的なもの
冠詞が使われている場合→モノ・ヒト
3."a"と"the"の違い
"a"→いわゆるひとつのモノ
"the"→お互いわかっているモノ


【語法・基本】英文の修飾のあり方(その1)
1.英語では前からも後からも修飾できる
2.つながり方を限定する「記号」に注意する。
【語法・基本】英文の修飾のあり方(その2)
3.名詞・形容詞・副詞のかたまりの組み合わせ方
4.前置詞+名詞

【語法・基本】関係詞の考え方(その1)
0.前提条件
1.「関係詞」とは
【語法・基本】関係詞の考え方(その2)
2.関係詞で「切って」「訳す」ということ
3.先行詞という概念と訳し方
【語法・基本】関係詞の考え方(その3)
4.関係詞の前のカンマ
【語法・基本】関係詞の考え方(その4)
5.関係詞のあとに動詞を探す

【語法・基本】比較構文の考え方

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【記事目次】お知らせ

はじめに
目次を作ってみました。
【お知らせ】
心理学専門の英語ブログを始めました。

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目次を作ってみました。

右サイドの一番上に、各テーマごとの目次ページにいけるようにしました。

アップするごとに追加していくようにします。

まだまだ記事は少ないですが、目次を参照してアレコレ見ることが出来るようなページにしていきたいと思います。

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【勉強法】一つの文章を一万回読む(イメージで)

これは英語には限らないのですが、私が強調し、かつお奨めする勉強方法に、

同じ英文を「嫌!!!!」っていうほど読む。

というのがあります。これは、覚えるのとは違います。よく、単語や熟語、英文例を丸暗記しまくる人がいますが、それはそれで効果もあるでしょうし、やらないよりはやった方が絶対にいいものだとも思います。

ただ、丸暗記に頼る方法は、二つの問題があります。

第一に、機械的に丸暗記した知識は、その知識を「使う」という文脈になったときに、検索可能かどうかです。

ヒトが何か問題を解決しようとする時、この場合は「英文を読む」ということですが、適切に必要十分な知識を使えるかどうかは、単に「アタマの中に入っている」状態だけでは完全ではありません。知識は吸収した文脈にどうしても依存します。この場合、「丸暗記」という文脈に依存する事になります。知識は、使うことを前提として吸収しないと意味がないのです。

知識を「頭の中に入れる」というイメージより、「何度も使う」というイメージで勉強した方が、実際には吸収する知識の「量」は少ないかも知れませんが、即利用可能な知識ということはいえると思います。

特に、文法は、使ってナンボです。いかに文法の知識があっても、それが実際の英文の中にどのように反映されているかがわからなければ意味がありません。

第二に、こちらの方が大事かと思うのですが、丸暗記は苦痛であることです。なぜ苦痛になるかといえば、なした努力の結果が「どれだけ覚えているかどうか」という"performance"の問題になるので、自分自身で統制が出来ないのです。

いかに「気分的にラク」になれるかは、努力の結果を「どれだけ覚えているかどうか」という"performance"、つまり質的なモノにするのではなく、「実際なした行為」の量的なモノにした方が楽です。

どういうことかというと、例えば、「人に好かれたい」と思っている人がいたとします。そのとき、その人の目標は「人に好かれること」ですが、実際には、人が他人を好きになるかどうかは、その人次第です。好かれたいと思っている人は、そのように努力はできますが、「好きになるかどうか」の最終決定は好きになる人にかかってきます。

つまり、どんだけ努力しても人に好かれないということがありうるわけです。これはつらい。結果を思い通りに出来ないのですから。これが、「覚える」ということを目標においたときのつらさです。

そこで、どうすればいいかというと、例えば、「その人と一日何回話す」とか、「その人の大好きな食べ物をあげる」とか、行動次元で目標を設定するという方法があります。これは、話しかけるのが恥ずかしいとかイロイロあるでしょうけど、「好かれる」ことよりも多少ラクです。

そして、そういう行動をすることで、楽しむ事が出来れば、そういうあなたを見た人は、あなたのことを好きになるかもしれません。気持ち悪がられる可能性もありますがA^^;

以上二つの理由から、最初に書いた、

同じ英文を「嫌!!!!」っていうほど読む。

という方法をお奨めします。

ここで重要なのは、ただ何となく読むのではないことです。読む英文には前提条件があります。それは、

ワケのわかった英文であること

です。ワケのわからない英文を読んでもあんまり意味はありません。それこそ、「感覚」や「センス」でわかる人なら話は別ですが。

そして、その英文は、自分にとって、多少難しめのものであった方がよいです。なぜなら、わかりきっている事を再確認するより、多少難しめの方のモノを相手にすることで、今まで得られなかったモノを得られる可能性が増すからです。

単語を調べきり、構文を完全に掴んだ、自分にとって多少難しめの文章をソレこそ、一万回二万回とは言いませんが、「一日30回」とか、読む回数という「量的な」目標をもって、繰り返し反復する事をしてみてください。

そして、頭の中では、知識を「使うこと」をイメージするとともに、知識の「使い方」の「道筋」をつける、言ってみれば水が流れたあとに水路が出来ているような状況をイメージしてみるとさらに良いと思います。

そういう地道な「作業」が実は知識をつける上では重要であると思います。

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定評ある辞典をあげておきます。辞書は語法の説明が充実したものと語彙数の多いものを二つ用意すると良いと思います。
この場合、ジーニアス英和辞典が前者で、グランドコンサイスが後者です。書店で手にとって使いやすそうなものを選ぶのが一番かと思います。




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2007年12月22日

【語法・基本】SVOCの考え方(その1)

1.主語とは何か

文の構成要素である、主語(S)と動詞(V)、目的語(O)と補語(C)は、英文法の最初に出てくるものです。

この記事では、まず、主語について書いていきたいと思います。

まず、主語とはなんでしょうか。定義づけをしてみましょう。ウィキペディアの定義をみると、
英語やフランス語において述語(述語動詞)と特権的に結びついて文を成立させる名詞句または代名詞として観察され、また、他の言語においても、英仏語の主語と構造的に平行な関係にある名詞句や代名詞を「主語」と呼ぶことがある。
とあります。これで腑に落ちる方はソレで良いでしょうけど、結構難しいものですね。

こういう定義づけも必要でしょうが、英文を読む、理解するうえで必要十分な定義は以下です。
○主語:文中の最初の「名詞のかたまり」
これで十分なんですが、「名詞のかたまり」であって、「名詞」ではありません。たとえ名詞であっても、「かたまり」で捉えたときに「名詞」でない物は除外するということです。

例えば、

Against the house there stands an old pine tree.
その家の向こうに松の老木がある。

という文章の、"the house"がこの文の最初の名詞ですが、コレは"Against the house"という「かたまり」で把握するものなので「名詞のかたまり」ではありません。

その次の"there"が最初の名詞のかたまりとなります。よってコレが主語であるという事になります。

そして、次の"stands"が動詞です。"there"という名詞が指し示す"an old pine tree"という単数を受けた三人称単数現在形の"s"がついています。

ただし、"there"を主語とする構文については、果たして"there"が主語なのかについては議論のあるところですが、それはまた別の機会に書きます。

参照記事
【語法・基本】品詞(その1)
【語法・基本】品詞(その2)

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【語法・基本】SVOCの考え方(その2)

2.主語の重要性

SVOCだどうたらこうたらと言われても、何がどのように大事なのかさっぱりわからんという方もいると思います。

日本語には主語という概念は希薄です。日本語は主語をあんまり気にしない言語であると言っていいでしょう。詳しくは以下のサイトにわかりやすく書いてありました。参照ください。

日本語に主語はあるのか?

なので、日本語ベースで考えた時に、「主語」はあんまり考える必要のないものだったりするのです。

では、英文を読むときになぜ、主語だの動詞だのとイロイロ言うのでしょうか。

答えは簡単です。英語の構文をつかむときに重要であるからです。そして、もう一つ。「省略されやすさ」があります。

英語では、主語と動詞は、一番省略されにくい構成要素なのです。文章を読むとき、目印となる構成要素に目をつけ、ソレを基準に読む必要があります。そういう目印なしに何となく、勘で読めるようなら、すでに皆さんは英語が出来る人です。

ソレがわからないから苦労する。そういう人にとって、主語とか動詞とかという目印は、非常に役に立つ、いや、役立てたい「道具」なのです。
○主語の重要性:文章を読むときの「目印」=「てがかり」になること


3.主語の訳し方

理屈ぬきにまずはコレでおさえます。

○主語の訳し方:「Sは」あるいは「Sが」


例外もありますが、例外は例外でおさえられるようにしていけば良いワケで、まずは、「Sは」「Sが」と確実に訳せるようになることです。これは重要です。

後で基本五文型について見て行く時にも書きますが、SVOCの部分をまずは「堅く」訳しきることが、構文を誤らないために重要です。意地でも「Sは」「Sが」と書けるようにしましょう。

当たり前のことなので、「莫迦にするな」と思われる方もいるでしょうが、コレは非常に重要なのです。

私の指導経験上、皆さん莫迦にする(と思われる)この一手間を省略してしまって勘で訳そうとするが故に、英語が読めない人は驚くほど多いのです。何はともあれ、「Sは」「Sが」です。


これは、英語を日本語に変換したときに確実に日本語の中に用意しなければいけない枠組みなのです。

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2007年12月23日

【語法・基本】SVOCの考え方(その3)

4.「動詞」と「述語動詞」

厳密に言えば、「動詞」とは、単語の品詞の名称で、「(述語)動詞」とは、英文の構成要素のことです。

品詞としての動詞の定義を、ウィキペディアの定義から引用してみます。
動詞(どうし)とは、品詞の一つで、主に動作や状態を表し、項として主語や目的語などの名詞句をとる語である。時制がある言語では、一般に動詞が時制を示す。


で、述語動詞もウィキペディアから。これは見出しが「術語」でした。
述語(じゅつご)とは、言語学において文や節の中心をになう成分のこと。他の名詞句に関する何かを表わす部分である。


で、言い換えると、動詞は述語動詞を構成し、述語動詞は「文の述部となるもの」あるいは「述語動詞を構成するもの」とも書けます。

で、これも、何を言っているのかわかったようなわからないようなとおもった方に書きます。それでOKです(笑)。

ただ、理解としては、品詞としての動詞が単語なら、述語動詞としての動詞は「かたまり」という理解をしておいて下さい。

このブログでは、一般に「動詞」というときは、「かたまり」でとらえる述語動詞であると思っていてください。


5.動詞の重要性

これも、主語について、書いたのと同様に文の構成要素であることをまずは理解しておきましょう。
○動詞の重要性@:文章を読むときの「目印」=「てがかり」になること


そして、もう一点。述語動詞は英文の中で最も省略されにくい文の構成要素であることを強調しておきます。どういうことかというと、構文を読み解くとき、まずは動詞はどこかを探す事が必要であるという事です。

述語動詞がどれであるかを的確につかめれば、英文解釈は8割方終わったも同然であるとすら言えます。
○動詞の重要性A:最も省略されにくい文の構成要素=構文を読み解くための入り口
逆に、動詞が省略されるときというのは、誰から見てもわかるだろ!!というくらいにあからさまなとき以外は省略されないものだとしても良いと思います。

そして動詞は次のように考えます。

○動詞(V)の訳:「Vする」または「Vである」


コレもかっちり読める様になるまで頑なに守り続けると吉です。

英語の文法についての説明なのに、英文が全くないことに今気づきました(笑)。例は追々、嫌というほど出てくるはずです。

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2007年12月24日

【語法・基本】準動詞は形容詞か名詞とみなす

1.準動詞は名詞・形容詞・副詞

準動詞は、「動詞に準じるもの」で、「人称・時制によって変化せず」「名詞・形容詞・副詞」の役割をになうとされています。

英文を読むときは、とりあえず"-ed"や"-ing"がついていたら、名詞か形容詞であると思いましょう。

現在進行形とか受動態とか完了形とかそういうのはどう考えるかというと、"be+動詞ing""be+動詞ed""have+動詞ed"という「かたまり」で考えるワケですが、それはまた別の機会にします。

で、準動詞には分詞と動名詞と不定詞の三つがあります。この三種類の違いは、

「動詞っぽさ」

です。動詞っぽい順で不定詞・分詞・動名詞となります。動名詞が一番名詞っぽいものになります。それぞれ別の品詞で置き換えると、
○不定詞:形容詞・名詞・副詞
○分詞:形容詞
○動名詞:名詞
となります。まずはこれだけでいいでしょう。

2.なんでわざわざ「準」動詞?

では、わざわざ、こんな準動詞なんてモノを作り出した理由は何でしょうか。これも、英語を読む上で大事なキマリが前提にあります。
○一つの英文には、接続詞や関係詞がない限りは、動詞は一つしかない
です。このキマリは重要です。更にいえば、英文を支配するのは、一つの述語動詞であるといえます。動詞をまずは把握することが大事であることは、【語法・基本】SVOCの考え方(その3)で述べました。何故に重要であるかという理由の一つはこれです。

英語の文法書では、かなりのページを割いて準動詞の説明をしていたりしますが、あまり気にすることはないです。基本は準動詞の周囲にある単語の語順を考えて、訳を作るだけです。その考え方を少しづつ紹介しましょう。

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2007年12月25日

【語法・各論】名詞+"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞

名詞+"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞の語順の読み方

まず、どう訳すか。"-ed"or"-ing"を形容詞とみなし、以下のように考えます。
○名詞@+"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞Aの語順
 →[名詞A]を<"-ed"or"-ing"+前置詞>する[名詞@]
この語順、例えば次のような英文にあらわれます。

Some people have a most unusual birthday―their birth-date occurs only once every four years. This is because they were born on a Leap Day, the extra day added to February each Leap Year to keep our calendar adjusted to the changing seasons.
伊藤和夫,1987,ビジュアル英文解釈[PARTT],p171,駿台文庫



この文章の訳は以下の通りです。

とてもかわった誕生日を持つ人がいます。彼らの誕生日は4年に1度しかこないのです。このことは、彼らが生まれたのがうるう日、つまり我々の暦をかわりゆく季節にあわせておくために、うるう年ごとに2月に付加される余分な一日であるためです。


今回のテーマは、上記の英文中の、
the extra day added to February each Leap Year
というかたまりの訳し方です。

まず、どのような「かたまり」をこの中に見るか。

"the"は定冠詞ですが、冠詞は「名詞」があることを明示する品詞です。よって名詞を探すと、"day"があります。"the extra day"が[名詞@]の「かたまり」です。

そして次に、"added"と"to"が、<"-ed"or"-ing"+前置詞>のかたまり、次の"February each Leap Year"が[名詞A]のかたまりということになります。

修飾・被修飾関係で言えば、

<"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞A>が、[名詞@]を修飾するという関係になります。

よって訳は、<"-ed"or"-ing"+前置詞+名詞A>の部分は
うるう年ごとに2月に付加される
となり、[名詞@]の部分は
余分な日
で、
うるう年ごとに2月に付加される余分な日
となります。

ここで大事な事は、
○前置詞を飛び越えて前から後ろに修飾しない
という感覚を持つ事です。

この場合では、"added"が[名詞A]を修飾しないということです。この目線が非常に大事です。

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【語法・基本】SVOCの考え方(その4)

↓前回までの記事
【語法・基本】SVOCの考え方(その1)
【語法・基本】SVOCの考え方(その2)
【語法・基本】SVOCの考え方(その3)


6.目的語Oと補語Cを考える前に

前回【語法・基本】SVOCの考え方(その3)までで、英文の構成要素の中で、主語と動詞が非常に重要であると書きました。

あまりに重要なので、英文を"S+V〜"とあらわす参考書もあるくらいです。このブログでも時にそう書いていくと思います。このS+Vは英文以外にも「節」を指す場合もあります。「節」と「句」についてもまた別の機会に書こうと思います。

次に、目的語と補語を考えようかと思うのですが、その前に一点チェックしておきたいことがあります。これも、効率よく英文を捉えていく上で重要な「イメージ」です。
○英文の基本構造

名詞+動詞+名詞or形容詞

基本5文型といわれるものの中で、第一文型(S+V)は違いますが、それ以外は皆、カタチの違いこそあれ、"名詞+動詞+名詞or形容詞"が保たれています。ここでちょっと書いておくと、第一文型とされる英文が実は一番訳しにくかったりします。

さらにそこからもう一点。
○動詞の前は皆主語だと思ってみる
という姿勢も重要です。必ずそうなるということを言っているわけではないです。まずはそうだと思って英文を見てみるということです。

そしてもう一点。

○[主語S(動詞の前)]は[名詞or形容詞(動詞の後)]を(に)<動詞V>する・・・*

という枠組みで訳すというのが基本ですが、そこら辺のヴァリエーションが第二文型から第五文型ということになります。大事な事は英文の構造も、日本語訳の構造も、「動詞」を中心にみて、その「前」「後」の構造を考えるという事です。

さらに、動詞の「後」の構造の可能性を決定するのも「動詞」です。やっぱり、英文の中で一番重要なのは「動詞」です。以上まとめてもう一回。

○英文の基本構造

名詞+動詞+名詞or形容詞
  ↓
動詞に注目したら、次に動詞の「前」「後」を見よ

簡単な例で考えます。「私は猫が好きだ」"I love cats."を考えてください。これ自体は非常に簡単な文ですが、上記の方針を確認します。

まず、動詞は"love"です。この前が全部主語と考えると、"I"です。そして動詞の後ろが"cats"です。

訳を*の方針で考えます。

「私は(動詞の前)猫を(動詞の後)好きです(動詞)」という語順です。わざわざ例を出すな!と思われるかもしれませんが、この方針は、どんな難しい英文でも一緒です。逆に簡単な英文でもこの基本線を外さない!という姿勢が重要です。

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